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まんが ギャラリー&マーケット(Manga Gallery and Market、以下MGM)とは、創作漫画同人誌の即売会である〔阿島俊『同人誌ハンドブック』、久保書店、1994年1月、P234。〕。同人サークル迷宮が主催しており、同サークル代表の亜庭じゅん(2011年1月21日死去)が本イベントの主催者となっていた。長らく神奈川県川崎市の川崎市中小企業婦人会館(JR南武線および東急東横線の武蔵小杉駅前)を会場とし開催されていた〔が、同会場の閉館等の理由により、2007年3月11日開催のMGM97以降は2012年1月22日のMGM98まで休止状態であった。復活後は板橋区の会場で開催されており、主催者は長谷川秀樹である。 ==沿革== 1980年8月にコミックマーケットから分離独立の形で開催された即売会「まんが・ミニ・マーケット」が前身である。1981年にMGMと改称した。 MGMを主催するサークル「迷宮」は、まんが同人誌即売会の代名詞とも言えるコミックマーケットの母体だったが、コミックマーケットの即売会としての規模の急速な拡大、パロディ(二次創作)系ジャンルの肥大、といった状況の変化によって迷宮は次第にコミックマーケットの運営からは距離を置くようになった。そのために、迷宮はコミケットの運営から手を引く形でMGMを独立させた。現存する即売会では、コミケットに次ぐ歴史を持つ。 初期から最盛期においては比較的大きく知名度も高い部類の即売会だった。当時の会場だった2階展示場から見本誌コーナーを別室に分けて募集枠200サークルとしても申し込みが収まりきらず、1/3テーブル制が検討された事もある。ベテランサークルオンリー(実際の参加資格は代表者23歳以上でMGM参加歴3回以上)の"ADULT ONLY"、女性サークルオンリーで女子のみでのお茶会タイム有りの"FOR LADYS'"など、サークル参加資格に活動内容以外の制限を設けて開催されたこともあった〔。 しかし、他の主要な即売会の規模が大きくなっていったのに対し、90年代半ばからMGMの規模は小さくなっていった。1999年には2階展示場を半分に仕切った開催で参加サークル数も最盛期に比べて1/5未満となり、2000年には開催時間が正午から4時間に短縮された。2003年に2階展示場が改築で使用出来なくなったが、同館の5階大ホールの使用許可を得られたため、川崎市中小企業婦人会館での開催が継続した。近年では概ね年間2回ほどのペースで開催。 2007年3月末をもって、これまで会場としていた川崎市中小企業婦人会館が老朽化により閉館・取り壊されることになり、「MGM97」(97回目)が同会館での最後の開催となった。MGM97では、サークル参加数こそ横這いだったものの、いつもの数倍の一般参加者が押しかけ、また閉会後には会場での乾杯会・大人数での居酒屋の打ち上げも行われ、往年の賑わいを彷彿とさせる光景が展開された。スタッフより「次からはもっと人が来そうな場所で開催したい」との発言もあったものの、以後の開催予定や移転先などについては未定とされたまま休止状態となった。 そのまま、2011年には主催者の亜庭が死去。その後、MGM98の2012年1月22日板橋産業連合会館での開催が決定、2011年8月のコミックマーケット80から周知が行われた。また、2011年8月21日のコミティア97にて、亜庭を偲んで「MGMメモリアル読書会」が行われた。MGM98は想定の2倍近くの69サークルが参加、別室に「亜庭じゅん氏追悼の間」も設けられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「まんが ギャラリー&マーケット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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